事件の裏にあるもの:ソフトバンク通信障害とカルロス・ゴーン氏の逮捕
このブログのテーマはSF(思考遊戯)なんですが、最も思考遊戯しやすいテーマは陰謀論です。
過去にあった陰謀論は
ユダヤ人黒幕説:つい最近まで
CIA、KGBは悪い奴ら:冷戦時代
世界の支配者は実は宇宙人:これはデマに近いか・・・
陰謀論なんてねつ造だ!というのが正確な意見なのですが、その背景については無視できないものがあります。といいますのも陰謀論の当事者となるのは、その当時の世界に大きな影響を与えている組織や共同体がだからです。
信頼性の薄い証拠や情報から抽出した仮定をくみわせていくという形で物事をSFしていくと結構な形で陰謀論に近いところへいったりします。
面白い陰謀論としては日米開戦、皇室黒幕説というのがあります。ようは皇室関係者が日米戦争の裏におり多大な利益をあげたという説です。
かなりデマに近い説ですが当時の日本帝国において皇室というのは政治決定に対して大きな事実を持っていた。これは真実だと思います。
何が言いたいかというとデマに近い情報の中にも真実があるという事です。そして、それを抽出して遊ぶのがSF(思考遊戯)の醍醐味ではないかと・・・
長くなってしまいました。
まずはソフトバンク通信障害から
エリクソン社は携帯電話をつくるだけの会社ではなくて、携帯電話の仕組みを作る会社というのがわかりやすいかなと思います。
このような見えない技術を基幹技術といいます。そして、基幹技術については公表されない事が多いです。似たような技術として日本製のOSであるトロンです。トロンは家電や車などに採用されているらしいのですが、何がどのようにとは公開されていません。
うかつに情報を公開すると国も企業も不利益を受ける可能性があるためです。
つまるところソフトバンク通信障害については一般人が知ることができない秘匿された領域が原因で発生しているので非常に胡散臭く、キナ臭い話ということです。
少し言い換えれば何故、そうなったかという原因はまず公開されないと思います。
①エリクソン社のソフトウェアの不具合(公式見解)
②ファーウェイ社が仕込んだバックドアやウイルスの上書き、駆除の失敗
③アメリカの中国への示威行為
③中国からのサイバーテロ
などなどなります。
私的には③かなと思います。
今回の件は中国系ネットワーク破壊のシミレーションをアメリカが行ったのではないかというSFです。そして、泥をかぶらされたのが身内であるエリクソン社であると・・・斬新ですが説得力が薄いですね。まあ、SF(思考遊戯)ですから。
続いてカルロス・ゴーン氏逮捕の問題です。
事実のみを書くと
A:ゴーン氏は日本で逮捕されて収監された。
B:日産の取り締まり役は解任済み
E:ゴーン氏は移民ではあるものの非常に優秀な成績でフランスの大学を卒業
というところへ辿りつき判断が難しいのですが・・・
A,Bが示すものとしては、日産とルノーだけの問題ではなくて少なくとも日本の政府との示し合わせがあったうえでゴーン氏の逮捕、解任が行われたという事です。でないと、こんなに迅速に行う事ができないはずです。
Cから推測される情報はルノーという企業はたんなる個人の起こした企業ではなくて、フランス政府やEUの意向をうけて動く可能性があるという事です。
そして、D、E・・・私はこれが最も重要ではないかと思っています。つまるところカルロス・ゴーン氏はルノーにとっても日産にとっても外様な存在という事です。さらにフランスにとっても日本にとっても彼は生え抜きではなく外様です。
そこから、SFすると
①今回の事件はゴーン氏の日産に対しての私物化が原因。影響力が大きいので日産は日本政府の協力を得たうえで、逮捕、解任を進めた。
③ゴーン氏は第三勢力の意向の元に動く、ルノーにとっても日産にとっても裏切りものの存在となっていた。
公表されている情報では①もしくは②あたりが有力という風潮です。
③の問題点としては適合する第3勢力がいないという事です。中国についてはEUとの共同路線を現在進めているので中国=ルノー、フランスでしょうし、ロシアについてはEUと対立、アメリカと共同という状態なので、違うかなと思います。
では私の結論としては何かというとやはり③のゴーン氏は他の第3者の意向で動いていたではないかと思います。
というのも日産車のローグが韓国ルノーで生産されEUに輸出されており、ゴーン氏の逮捕で今後はどうなるかわからないという情報が上がっているためです。
私のSFではゴーン氏はアメリカの韓国切りの戦略においてのなんらかの地雷を踏んでしまったのではないかと思っています。
ですので日産もルノーを排除にうごき、フランス政府はゴーン氏を助けようとする行動すらとらないと・・・
でわでわ、この辺りで・・・