テレゴニーについて

みなさんテレゴニーという言葉をご存知でしょうか?

Wikiよれば
テレゴニー(telegony)は、ある雌が以前ある雄と交わり、その後その雌と別の雄との間に生んだ子に、前の雄の特徴が遺伝する、という説、理論。つまり未亡人や再婚した女性の子は先の夫の性質を帯びる、という考え。19世紀後半までは広く信じられてきたが証拠は見つかっていなかった。 現在では類似の現象がハエで発見されている。日本語では先夫遺伝(せんぷいでん)、または感応遺伝(かんのういでん)と呼ばれる。

ですが、ちょっと前は
テレゴニー(telegony)は、ある雌が以前ある雄と交わり、その後その雌と別の雄との間に生んだ子に、前の雄の特徴が遺伝する、という説、理論。つまり未亡人や再婚した女性の子は先の夫の性質を帯びる、という考え。19世紀後半までは広く信じられてきたが現代科学では否定されている。
いるです。

このテレゴニーについては現代のタブーの一つで、一般的には議論されることはあまりない言葉です。今回はこのテレゴニーについてSFしてみたいと思います。


まず、テレゴニーが存在するかどうかについてですが
私はテレゴニーは存在すると思います。

むしろ、テレゴニーを否定する事は人間に対する冒涜だと思っています。
その根拠については遺伝というのは遺伝子だけで行われるものではなくて
遺伝子+その発露条件+睡眠、負荷、栄養などの環境
と複数の要素で決まってくるからです。

とある夫婦がいて子供がいたとします。
母親は思います。「あれこの子、元彼にすごく似ている」
父親は思います。「あれこの子、憧れの〇〇ちゃんに似ている」
トリックとしては簡単です。夫婦の元彼はスポーツマンで父親の憧れの人もスポーツマンでした。

夫婦はスポーツをやっている人に憧れがあったため子供にスポーツやらせていたのです。そして子供にはスポーツマン特有の身体的な特徴が表れて、それを勘違いしたのです。
ようはその夫婦では発動しなかったスポーツに関連する遺伝子が外的要因により子供では発露したという事です。

もっとシンプルに述べると遺伝子の発露と実行は人の意思の影響を受けます。ですので元彼、元カノへの思いというのを子供が引き継ぐという事です。
結構、ロマンある話ではないでしょうか?

あと、テレゴニーを否定してしまうと、兄弟や姉妹でなぜ大きく姿形が違うのかという純然たる事実を否定してしまう事や遺伝子におけるエピジェネティクスが説明がつかなくなってしまします。

ちなみにエピジェネティクスとは
DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承される遺伝子発現あるいは細胞表現型の変化を研究する学問領域
です。


純粋な科学論からアプローチすると女性の子宮の入り口には精子を判定する機関があるそうです。そこで自身の思い沿った遺伝子を持つ精子を選別している可能性や精子の情報が何らかの形で女性の体に記録され卵子に組み込まれるとか、遺伝子の発露に影響を与えるなども考えられます。


もう一つのアプローチとしては畜産業界での経験則です。
畜産業界特に犬、猫のブリードではテレゴニーは常識となっています。
こちらを順番に分析していくと・・・・

・犬猫というのは種類によって非常に大きな差があり
 下手すると同じ種族とは思えないくらい大きさや見た目がちがう
・純血種という犬は遺伝的には劣勢で油断するとすぐに雑種になってしまう。
・純血で尚且つ高い能力、容姿持たせる事はできるが、遺伝的にはさらに劣勢となる。
・上記でいう劣勢とは病気がでるとか、体が弱いという意味ではなくて、遺伝的に子孫のその要素が伝わらないという意味である。

そりゃあ、テレゴニーの有無にかかわらず純血種同士とか相手を選んで交配させるでしょう。これに環境により遺伝の発露が変わるという事実が加わると、リスクを背負いたくないのでテレゴニーはあるものとして扱うと思います。

上記に書いた事は人間でも同じで優秀な見た目や能力を持つ人間というのは実は遺伝的には劣勢なのです。ひどい話ですが昔の支配者階級の嫁となるものに処女性が求められたのも仕方がない事だと思います。
優秀な能力を発露する子供が生まれないとその一族や民族は絶滅してしまうわけですからね。

その一方で犬、猫のブリードにおいては同じ純血種の中であれば乱婚状態とする場合が多く1回目と2日目で父親を変えるというのを頻繁に行ったりします。
逆にこちらは遺伝子の発露に幅を持たせるための処置だと思います。


最初にテレゴニーを否定する事は人間に対する冒涜だと思っています。
と書きましたが逆にテレゴニーは女性の尊厳を冒涜しているという意見もあります。

私は逆だと思います。テレゴニーが存在するなら女性は自身が望む子供を、その思いによって作る事ができるという証明になるからです。

まあ、一説には日本では支配者層は単一婚で花嫁の処女性を重視し、庶民層は乱婚で血筋にこだわらなかったという、日本人としての背景が私にそう思わさせているのかもしれません。

でわ、この辺りで。